プラネテスを見た

拝啓 私

そろそろ原稿期間に移行の今日この頃、お元気でしょうか

人におすすめされたプラネテスのアニメを見て、原作も大人買いしてしまったので報告です。

というか年末に実はハイキューも読破して、その感想の話もしたいので順番が前後するのですが、そっちはまだ春高に心をおいてきているのでいずれ……

アニメの話。原作はまだ噛み砕けてない部分が多いからそのうち〜

タナベの愛の戦士ぶりに惚れた

途中までハチマキに感情移入してたのですが、これ放送当時にリアタイしてたらまだ幼かったし普通にタナベに感情移入してそうだな……と思った。ハチマキも途中から何考えてるかわからなくなったし。原作だとその辺は悟りの境地に至ったってわかるけどアニメはどちらかというと燃え尽き症候群かな?って描き方だった気がする。

タナベはタナベで色々考えがあってあの言動で、自分の主義を貫き通す強さは見習わなねば。クレア助けるかどうかのところ、ここで曲げたら本当にタナベがただのうるさいキャラで終わってしまうからと思いつつ見ててハラハラした。最後まで私はタナベを信じることができなかったってことですかね。ごめんねタナベ……

好きなのはフィー姐さんとエーデル、でもクレアもいいキャラしてたなあ

フィー姐さん、エーデルあたりはしがない事務員としてたいへん見てて気持ちのいいキャラだった。ああなりてえ〜

ラビィとかもスゲ〜気持ちはわかる。中間管理職の人が微妙な立場を打開するのも気持ちが良かった。

ラスト、大きなカタルシスもなければ亡くなった人、犠牲になった人が生き返るわけでもないけど、それでも前向きで本当によかった。プロポーズのところキャーッ!って叫んでしまった。

最近ご存知の通り中野重治ばかり読んでるから、サラリーマンの哀愁とか国のために犠牲になる労働者とか、現代の(約20年前だけど)プロレタリア作品ってこういうのを言うのかなってちょっと考えたりした。

ただ、ネットの感想読むと泣いたって人がいるけど、こう言うとイキリっぽいけど泣きはしなかったな……みんなが泣いたって言ってるシーンとかでも、私は頭の回転があんまり早くないから、その言葉とか行動の意味を考えるのに必死だったというか……

この作品が名作って呼ばれてる理由を、趣味でも漫画描く人間としてはもう少し考えようかなって思ってます。

毎朝今日も一日頑張ろう、って思えるようになった作品でした。