3週間くらい前に富山と金沢に行った

話を今するのか?って感じなんですけど、写真まとめておきたいと思いつつ色々忙しくてやってなかったので……

ちょうど感染がかなり落ち着いていて、北陸と近隣県は感染者0の日が続いていたので、太宰展見たくて富山行くついでに通り道なので金沢に寄ってきました。

行くときの新幹線の中で見つけたパンフレット。
あまりにもタイムリーで、持ち帰り自由だったので思わず持ち帰ってしまいました。
この記事を書いている2021年12月現在、このサイトで内容が読めるようです。

帰省寺将之

太宰展と重治

太宰といえば、な〇jの中也とのレスバエピソードとかメロスできるときのエピソードとかそういうコピペでいつも笑ってしまう(笑いごとじゃないんだろうけど……)

ネットで有名な「芥川龍之介」ばっかり書いてる落書きを生で見られて、これが例の……!と感動でした。住所録に檀の名前と住所がちゃんと書かれてて、これもおお……ってなった。

作家の落書きってどれも絵のレベルが高くて、そもそも時代的に作家になるような人は教養がしっかりっしている人が多いから、美術面でもしっかり教育を受けているからっていうのにプラスして、作家になれるくらいの観察力を持っているからなのかな?と思いました。

これは太宰展で引いたシッガ

あと富山の文学館、富山出身の作家さんとか舞台になった作品の展示があったのですが、やっぱり富山は漫画方面が強いなあと感じました。藤子不二雄となもりは、強い(強い)。サプライズ重治もあったよ。むらぎもの帰省のシーン(だったと思う)で富山が出てくるからだと思う。

近くのカフェで昼ご飯。オシャレなカフェの顔をして米の量は高校の近くにあるカツ丼屋さん(全部私の妄想)並みの量でニッコリでした。この日寝坊して朝ごはん食べそびれて、電車の中で飲み物飲んだり食べるのもウイルスが怖いと思って我慢してたからマジで天の助けだった。

日替わりランチの「ポークチャップ」。前々から「ポークチャップ」の「チャップ」ってなんなんだろう、ケチャップのチャップだったら面白くないなあ(?)って思って頼んだのですが、ケチャップが絡んでいたのでこれはケチャップのチャップですね、多分……でも食べてる間に、チャップがケチャップのチャップだとしてもそれはそれで洋食屋さんっぽくて、ノスタルジーな空気は美味しい物なのでいいなとなりました。「チャップ」って言葉の響きがいいよね。お腹空いてくる。
「チャップ」の語源はネットで一応調べたのですが、ここでちょいちょいっと書くにはだいぶややこしい事情がありそうだったので、とりあえずこの料理に対する意味としては多分ケチャップです。

食後は三角どら焼きが食べたくなったので、岩瀬浜まで行きました。

これは展望台の中と外。家の近くにこんないい感じの階段あったら毎日登りに行くなあ。感染対策でトレーニング禁止って書いてあったけど。ちょうどクレーン車で車を船に積んでいるところで、思わず見入ってしまった。車ってあんな簡単に浮くんだなあ……

そのあとしばらく街を散歩しました。これは普通の家?にしてはデザインがレトロかわいいしなんなんだろう……

森家や馬場家も行きました。中の写真は個人利用のみとのことだったので、写真は上げませんが、馬場家の方、ちょうどお孫さんが来られてて説明を受けました。一本木の縁側(?)、すごかった……あと91にも出てきた壁掛けの磁石式の電話(私もここで始めて正式名称を知った)があって、資料用にめっちゃ写真撮ったり凝視しました。メモ持ってくればよかった……

カナル会館から運河に向って撮った夕日。三角どら焼き食べに寄ったのですが、既に売り切れてました。まあ夕日綺麗だったしいいか~通り道のお菓子やさんもどら焼き売り切れてたので、どら焼きメインなら午前中に来た方がよかったかな?

夜ご飯までの時間つぶしで寄った総曲輪のスケートリンク。

同じく夜ご飯までの時間つぶしでぶらぶらしてたら会ったネコチャン。いたち川の川沿いのベンチだったので、いたちのオブジェかなにかと思ったらネコチャンで、思わず「おわあ、こんばんは!」してしまった。

一生懸命何かをお話ししてくれた(多分ごはんくださいとか)んだけど、理解できなくてごめんね……チュッピは無力……

同じく、いたち川沿いにある延命地蔵。湧き水が出てて、この水を飲むと万病が治るとのことで、寒い日の夜で雨も降りそうなのに、ひっきりなしに水を汲みに来ている人がいました。

平時だったら私もと思って水を飲んだりしたんだけど、やっぱり県外なので見るだけに留めました。

小銭がないのにお賽銭入れずにお参りするのもなあと思って来るだけ来てお参りをせずに帰ったら、この帰り道に実は足の裏の腱を痛めてしまったり、後でものもらいになって目に綿棒を突っ込まれることになったので、次に来たらちゃんとお参りをしようと思いました。

夜ご飯。ホテルのブッフェ。この写真は何の記録かと言うと、炭水化物系の料理を全制覇しようとした記録です。糖質制限してるってネットではまだ言ってなかったからセーフ(今言った)

後悔があるとすれば、ラクレットチーズかけ放題、スタッフの人が一人しかいなかったから遠慮してパン一切れしかお願いしなかったけど、もっと豪快にすればよかったなあ……このパンもカリカリモチモチで最高においしかったんですよね……

お味の方は、まあホテル飯がまずいわけないので全体的に最強に大変美味しかったです。これで最後って言いながら無限に食べてて気が付いたら他のお客さん誰もいなくなってた。

ホテルのお部屋と恒例のアレ。二人部屋に一人で泊まるの最高じゃんガハハ!としたかったところなのですが、この日楽しみすぎて2時間しか寝ていなかったため(小学生か?)電車の中で突然寝落ちして近くの人に体調不良を心配されたり、ホテルに行く道を朝荷物預けるついでに確認したはずなのに間違えたり、部屋についた時点で既に意識朦朧でした。でもこのホテルには温泉がついているので風呂入るまでは寝ねえんだ……

温泉用に部屋に荷物入れる用のカゴが付いていたのが大変楽でよかったです。

部屋にも温泉が付いているのにわざわざ眠い中大浴場に行った理由はこれです。アイス無料。

風呂上りのアイス最高。アイスケースの中にたくさんの味が入っていて、一人一本ご自由に形式なんですけど、一人一本でお願いしますって大きく書いてあるし貼ってあるのに「これ一人でいっぱい食べてもいいやんな?」って言ってたくさん持って行っている方がいて、読まない人は何も読まないんだなあと睡魔に負けそうな頭でぼんやり思ったことは覚えています。いやそんなわけないやんと思ったら貼り紙は読もうね……注意できないところは私の弱さ……

このホテル、夜はラーメン一杯無料なのですが、さすがに炭水化物制覇したあとだったのと眠かったので、なけなしの理性で遠慮しました。ちょっと食べたかった……

朝ごはん。海鮮丼食べ放題。このために一番高いプランを選んだと言っても過言ではない。内なる小学生大歓喜。住みたい。やっぱりシーズンだけあって、特にブリが脂が乗っててハチャメチャに美味しかったです。ホカホカごはんにしょうゆがしみこんだ蟹肉のせて頬張って、蟹肉のうまみがジュワッと来るの大好き。ラブ。

部屋にも温泉が付いてる!!!つまり朝風呂は部屋でできる!!!!こんなに素晴らしいことはない……このあと入りすぎて電車の時間ギリギリになったのでタクるハメになりましたがQoL上がりまくった。ボタン押してお湯足すの楽しかった。

ところ変わって金沢とおのたて。金沢には「小立野(こだつの)」という地名があるのですが、何回見ても「おのたて」と読んでしまう。

しゅせてんやってたよ石川近代文学館(四高)!金沢来るなら絶対来たかった……

存在は知ってたのですが、ずっと「文学ジャンルにハマった人たちの聖地なんだなあ」って他人事のように思ってたけど、まさか自分が文学ジャンルにハマると思わなかったし、ましてや最推しくんの母校だなんてもっと思わなかったよ……

廊下とか階段は撮影オッケーだった。

四高の方、高校生っていいな……となりました。ストームの話とか、現代から見ると学生のバカ騒ぎって一蹴できてしまうんだけど、これは呆れの感情から来てる割合が高いと思うんですけど、ストームはどちらかというと尊敬と暖かい見守りの感情からこういう名前が付いてるのかなと思ったり……

ここに来てから歌のわかれ読んだらやっぱり色々と解像度が高まりました。例の(?)白菜の版画もあったよ!

あとやっぱり私の見どころとしては重治さんコーナーでしたね……!記念文庫とはまた違った資料が充実しててめちゃくちゃ良かった…………

文学館の方は金沢3文豪メインで、こちらも実りがかなりありました。キョ~カ先生のうさぎ3姉妹めちゃくちゃ可愛かった…………

戦利品!!!!!歌のわかれ文学館バージョンとシール!!
シールは可愛すぎて気が付いたら使う用と保存用で2枚買ってた……

お昼は文アルでもコラボしてた文豪カフェ行ってきたよーー!あんずジャムとホットケーキです。
本当に本屋の中にあってびっくりした。あとカタイセンセ~の色紙もあってびっくりした。
ホットケーキもおいしかったな……また行きたい

この日雨が強くて(北陸の冬の降水量はえぐい)、この時間帯から降ってきた

そしてその中行った泉鏡花記念館です。

鏡花さんの集めてたうさぎグッズが本当に可愛かった……推しグッズはうさぎステッキです。

泉鏡花、多分現代に生きてたらマイメロとかオズワルドのグッズとかめっちゃ集めてそう(?)

ちょうど館長さんがいらっしゃって少しお話ししたんですけど、自分の文学リテラシーが著しく低くて何もわからず申し訳なかった……でも館長さんに教えていただいた鏡花さんの本に私の地元が載ってるっていうの、地元の文学館で調べたら確かにふるさとの文学コーナーみたいなところにその本があって、ここ進研ゼミで習ったところだ!ってなった。次来るときはもっと勉強してから行きます!

次にシュ~セ~記念館に行きました。実は次のスケジュールが大分おしてて、サ~っとしか回れなかったのですが、クイズしながら回ったおかげでそれなりに展示は見られた気がします。シュウセ~を励ます会の元ネタとかこれか~!って感じ。あと秋聲のみちは多分鏡花のみちもあったんだろうけど鏡花記念館にいるときが本当に雨がひどくて、まさにバケツをひっくり返したようだったので撮れなかった。この辺もリベンジしてえ~

浅野川。犀星先生の名前の由来でもある犀川の反対側にある川です。鏡花記念館と秋声記念館はこの川を挟んでそれぞれの岸にあります。犀星記念館はお休み中だった……

蓄音機博物館。一度鏡花記念館の後で行ったのですが、一日3回蓄音機を動かすらしく、ちょうど秋声行ってからだといい時間になると聞いて一旦後回しにしたのでした。

家買えるほどの値段の蓄音機……すげえな……あと金沢の電話帳でできた蓄音機とかもありました。実際に聞いた感想は、91Daysのラグタイムの音質だ!!!!!!!です。8話のあのシーン思いだしちゃった……そもそも年代的にドンピシャで91なので大変学びが大きかったです。

アイマスのオタク(一部)がそれなりに見慣れているであろうコロちゃんのあれ

帰りは駅までタクシー使おうとしたのですが、呼んだタクシーかと思って飛び乗った車が実は違う車というハプニングもありましたが、無事乗れました。Japan taxi、ちゃんと呼べたかどうか確認しようという学び。

最後、駅でゴーカレ食べました。文アニでも出てきた、いわゆる金沢カレーです。ゴーカレって略したけどその略し方は正しいのか?チャンピオンカレーはチャンカレって略します。

まとめとして、そこそこ見慣れた景色とか見慣れた街でも、ジャンルによって急に聖地になって大いに楽しめたので、その点オタクでよかったなあと思いました。

ちなみに富山にはヘルン先生文庫もあるよ(行った日はやってなかったけど)

多分これが2021年最後の更新になるかな?今年は10年ぶりに年賀状を書いて、7年ぶりに大掃除をしました。思い残すことは何もない……わけでもない。まだ残ってる原稿があるんや……

とりあえずよいお年を~