覚醒重治について


絵の方にも上げたけど、私の覚醒重治の解釈はだいたいこんな感じです。
ぐだぐだだらだら自分の考えをまとめる記事。
メッチャネタバレ。君のためなら速攻エスコート。


一番気になってるのは、有碍書四の「僕は君にお別れを言うよ!」です。
元ネタは『夜明け前のさよなら』3連8行目だと思います。
この「君」が侵食者に対してなのか、自分自身に対してなのか、両方あるとしたら、どっちの気持ちがより強いかというのが気になります。
有碍書五でも侵食者のことを「君」って呼んでるのと、自分自身に対してだったら例の筆殺セリフみたいにお前って言うかな……?あのセリフは元ネタが鼓舞するための詩で、大して今回は元ネタも自分じゃないものに対して別れの挨拶してるから侵食者に対しての線が強そうですね
うーん、でも有碍書八も『夜明け前の~』を意識してると思うし、覚醒ノ指環回想ラストの朝焼けの景色がすごく綺麗で、それと合わせて過去の自分にお別れを言ってるっていうのも少しはあってほしいなあ、という話でした。そういう絵です。

余談ですが、有碍書五も元ネタがありそうなのですがわからない……感情的に他人のことを批判してるって言ったら白秋とか直木とかには結構やってるとは思うのですが、癇に障るって書き方あったっけな……
有碍書六と合わせて課題にしたいです。

有碍書三のセリフの元ネタは『鉄の話』の八章に出てくる単語からかな……?珍しく小説からですね。
この言葉は元ネタは文脈上はざっくり言うとプ……思想に反することをしている今現在の自分の行動がアホらしくなったという意味だと解釈しています。
侵食者に出会った時のセリフなので、侵食者を指して言ってるのかな……?従来のここのセリフが「この怪奇現象に対する~」なので、元ネタを加味して考えると、遠まわしに戦闘に参加することを……という説も考えたのですが、編成に入れるときのセリフとか、指環入手時のセリフを考えるともう戦闘に参加すること自体を批判はしないのではないか?と考えました。

ところで、有碍書のセリフ、従来のものより殺意強くないですか?論戦なら得意分野だよってちょっとずれたことを言ってるのが可愛らしいなあと思っていたんですけど、今回潜書セリフから既に目が据わってる重治の顔が想像できてしまって恐ろしいよこの男……好き……

「止められると思っているのかよ!!」って珍しく言葉が荒いセリフが潜書のたびに聞けてしまうのでドキドキします。
史実の本人の文章がそうだと言われているように、文アルの重治もキレてると言ったら『太陽』回想が強くて、ネチネチ静かに怒ってるイメージが強かったので余計に。

突然ですが重治追加セリフのあざとい四天王は図書館三、司書室三、有魂書三、散策一です。

図書館三:耳が出たからペンかけやすくなったんだね……いや今時耳にペンかけてるのめっちゃかわいくない??眼鏡頭にかけたまま眼鏡探すのも絶対やったことあるよこの人……たきちゃんあたりにからかわれてくれ……

司書室三:現代に興味津々かーーーーーー😊😊😊実用の美が好きな重治先生だから実践することはなさそうだけど取材とか言ってyoutube見ててほしい。おしゃれなの?とか言ってる人が戦闘になると声低くなって~なのかよ!とか言ってると思うと滾ってしまう

有魂書三:個人的に一番あざというと思ってるセリフです。あるよねぇ(えへへ💕)くらいのテンションで言ってるのが可愛い。心臓に悪いからもうしばらく有魂書潜らせない(???)言い方的にこれも常習犯ですね?これは図書館三も踏まえて部屋が汚い奴と物をよく失くす奴のセリフだよ……重治先生のお部屋装像で綺麗だったので勝手にマジで!?ってなってたけどあれは撮影用だった説が急浮上した。

散策一:うたたね可愛いか……!?ちゃんと良い夢を見られるようになったところでよかったね……となりました。
全集読んでて拷問のフラッシュバックの夢でよく眠れないっていうのが史実で、しかも叫び声で起きて奥さんにはそれを冗談を言ったりしてはぐらかすみたいなエピソードを聞いてそこまで再現しなくても……と思ってたので……

全体的に、楽しみにしていただけあって本当にとても満足しています。まだまだ元ネタ調べたり解釈の余地がある部分もあると思うので、これからも文アルやっていきたいです。